花ブロック
花ブロックとは
沖縄特有の建築資材のひとつです。
花ブロックというかわいらしい名前ですが、読谷花織(ゆんたんざはなうい)の模様のように幾何学模様が多いところから、花ブロックと呼ばれるようになりました。
かわいらしい名前ですが、花ブロックは元来、沖縄の米軍住宅建設に持ち込まれ多用されているものでした。
その技術を沖縄で進化、発展され沖縄独自の物といたしました。
従来のブロック積壁面とは違い、デザイン性に溢れた花ブロックは沖縄県内では勿論、最近では全国的にも注目されている琉球建材です。
デザインも豊富で、形も四角や三角、平行四辺形など、様々な形の穴をうがったものがあります。
そのコンクリートブロックを連続して積むことで、織物のような美しい壁面になるのです。
多くの花ブロックは好みに合わせて好きな色に塗装を施していますが当社では「風化珊瑚」を骨材にすることにより沖縄の砂浜をイメージさせるカラー花ブロックもラインナップに加えています。
沖縄は亜熱帯気候なので、日中は強い日差しが降り注ぎます。
外からの視線を防ぐだけでなく、その日差しを和らげるためにも、花ブロックは欠かせません。
また、従来のブロック積壁面にはない穴は、美しいだけでなく、風の通り道ともなります。
足元にまで穴があることで、一番涼しい風が入ってくる構造になっています。
当社では長年にわたる豊富な施工実績から花ブロックをご検討するにあたっての様々な懸念事項につきましてお答えいたします。
施工方法、剝落防止、耐荷重、塗装、運搬搬入等々…遠慮なくご相談ください。
花ブロックの施工例
材料の仕入れから施工まですべて行っておりますので、多くの方にご好評いただいております。
琉球石灰岩風疑石 薄型軽量壁材 サンゴの擬石(琉紋・りゅうもん)
サンゴの擬石(琉紋)は、琉球石灰岩風の擬石薄型軽量壁材です。
琉球石灰岩は自然素材であるため、薄く加工することが難しく、重量もあり、扱いづらい面もあります。
しかし、サンゴの擬石(琉紋)は琉球石灰岩の色や見た目を再現し、薄型で軽量ですので、どんなところにでも使用することができます。
さらに、大きな壁材を制作することもできます。
大きな琉球石灰岩を使用すると自然破壊にもなりかねませんが、サンゴの擬石(琉紋)ですと、そのような心配もいりません。
琉球石灰岩は自然素材であるため、「す」の大きさなどが異なり、それぞれに表情があります。
サンゴの擬石(琉紋)はそれを再現しますが、その色や模様は自由にオーダーすることができるのです。
琉球石灰岩の趣をそのままに、自由度の高い壁材になっているので、様々なご要望にお応えすることができます。
サンゴの擬石(琉紋)の施工例
断熱効果・耐久性・通風性に優れた屋根素材 沖縄伝統の赤瓦
沖縄の伝統的な美しい赤瓦。断熱効果の高さは、コンクリート住宅に比べて、室内の温度は5度以下の差があります。耐久性通風性にもすぐれ、湿気を追い出し乾燥させ、快適な生活が過ごせることと、そのデザインの美しさから今、赤瓦の屋根が見直されています。
在来瓦
雄瓦と雌瓦で構成される昔ながらの伝統的な瓦です。漆喰で塗り固めます。耐震耐風に優れています。コンクリート屋根・木造屋根兼用瓦。
S型瓦
雄瓦と雌瓦を一体化したものです。漆喰で固めます。コンクリート屋根・木造屋根兼用です。
S型瓦(漆喰なし)
雄瓦と雌瓦を一体化したものです。漆喰なしでも施工できます。漆喰なしの場合は、コンクリート屋根のみ使用できます。
断熱瓦
断熱効果に優れた瓦です。漆喰なしで使用できるのでコストダウンできます。最近よく使用されています。
シーサーの原型は、エジプトのスフィンクスであると言われています。
オリエント時代にシルクロードを通り、スフィンクスのような獅子文化が中国から日本へと伝わりました。しかし、日本にはライオンがいなかったため、犬に似通った見た目となり、神社に設置される狛犬となりました。その狛犬が沖縄で独自の発展を遂げ、今のようなシーサーになったのです。
そのため、シーサーはスフィンクスと同じよう守護神として、そして福を呼ぶ縁起物として、昔から沖縄で親しまれています。
シーサーは屋根や門柱に設置されるのが一般的です。
口を大きくあけているシーサーがオス、閉じているシーサーがメスであり、正面から見て右にオス、左にメスを設置します。
昨今では“魔除け”としてまた可愛い“置物”としても人気があり様々なシーサーが生まれています。しかし沖縄では古来、シーサーは魔物(マジムン)を除けるのではなく浄化する力があるともいわれています。当社では「天才光男」の漆喰シーサーをはじめ、琉球石灰岩等の石造シーサーのオーダーを承っております。